いずれの日もチャージとは別にドリンク代¥500頂戴いたします。
どのパーティもお薦めですので 興味をおもちであればぜひ遊びに来てください!
ご予約は チケット予約フォーム にて常に受け付けております。
1(日)
『RAIN DROPS』
azure / bud&harbor / PULPS / 八木陽太郎 / Amsterdamned
6月ってことで、梅雨っぽい言葉をってことでタイトルがこれ。直訳で「雨粒」ですが、粒を並べて形をなすような、一音一音をとても丁寧に鳴らし、音楽を演奏する、そんな印象を持つバンドばかりだからですね。ってことにしようかな!笑 だってまだ梅雨入ってないし!笑
azureが年末の企画以来に登場。彼らめちゃくちゃいい演奏するようになりましたね。メンバーの都合でこの日は遅めの出番でってことだったんですが、んじゃトリっしょ!って余裕で任せられるくらいのエターナリティーがあるな、と。オールドスクールなフォークを彼らなりのソフトサイケなアレンジで仕上げてくるの、自分の好きな音楽とちゃんと対峙してる真摯さを感じます。
bud&harbor、久しぶりだなあ。かつドラムのユメキが復帰してnanoに帰ってきてくれます。ユメキ不在の間のドラマーも素晴らしいプレイヤーだったけど、やっぱオリジナルメンバーだからこそ生み出せるグルーヴってあると思うんですね。そもそもR&Bなどリズムが生きてくる曲がベーシックにある分、そこがめちゃくちゃ輝くステージなるかと!
PULPS。大阪が誇る超良質なバンド。まだ出会って数回目のライブですが、2回目の出演でワンマンをやってくれるほどうちのハコ鳴りとの相性がいいみたい。歌に集約される色艶やかな音楽をこんなに丁寧に演奏してくれるバンドとこの関係性が築けてるのはとても誇らしいことです。マジ良質なんだよなあ。良質すぎていぶし銀!
八木陽太郎。静岡から唄いに来てくれる八木ちゃん。彼の歌、超ロマンチックなんですよ。穏やかなビートでゆったりと唄ってくれるんですが、その光る言葉たちでパンチラインを連発されるとたまったもんじゃありません。かつ、曖昧には唄わないんですよね。しっかり輪郭と強さのある言葉のセレクト、ちゃんと熱いんだーー。
友達Amsterdamned。アムスとnanoのダブ合戦はもうお家芸みたいになってて毎回オペをめっちゃ楽しませてもらっています。今回のドラマーは余類などの松川(普段アムスでは鍵盤)で、松川ドラムのアムス初めてなんで楽しみっすね。ダブに限った話じゃなく、アムスも基本サイケであることを大事に音を紡いでますから、この日アムスから始まってazureで終わるのめっちゃ良いなあって思ってのトッパーですね。
全体的にゆったりと音が流れていく感じは日曜日って曜日性に凄く似合うなって思うんだけど、でも、やっぱnanoっぽいというか、なんつーか、癖もちゃんとあるラインナップとタイムテーブルになってます。
これぞハコブッキングだよな!ってライブハウス好きに楽しめる夜かと!お楽しみに!
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2(月)
『なんちゃってクロノスチェーンジ!』
黒谷ギューン / トクラタクロウ / カーミタカアキ / 田村シュンス
□配信URL:nanoのYoutubeチャンネル
*チャンネル登録お願いします!
□投げ銭方法:
STORES.jpにて投げ銭札をご購入下さい。
月曜から変なやつばっか集まって弾き語りイベント。まあ、弾き語りつっても、1人でギター弾いて唄うってスタイルだけの話で、「ゆっくり歌を聴く日なのね」とかそんなんじゃ全くないし。本来ここにJULiA MURPHYがいて真っ直ぐ唄う人間がいることでバランス取ってたってか、変なやつ集めることでJULiAを引き立たせようとしたって狙いあったんですが、已む無い事情でキャンセル。結果変なやつらの夜になりました。ちなみにタイトルはそもそも5人だったから、5→五芒星→ペンタゴン→ペンタゴン(キン肉マン)の必殺技→ちょいふざけって流れでこれにしました。特に意味はなし笑
ギューン。元気だなあ、この人。ずっとツアー回ってるもんね。そもそもBoiler陸亀というバンドのフロントマンですが、ソロで唄いに来続けてくれています。人間をザクっと分けると「奇行種」に当たると思うんですが、それまじで至って真面目なギューンの行動で、「なんだこいつは…」とか思わず、最近は実は芯を突くようなことしか唄わないソングライティングに首ったけです。ツアーを続けてる中で異様に説得力も伸びてきたし。わけのわからん歌もちゃんとあります。
トクラ。久しぶりだ!嬉しいなあ。基本人をなめた態度をとるやつなんですが(リスペクトありきだと信じています)、そのおふざけを受け取って突っ込んだり一緒にぼけたりするんが大好きなんで、久しぶりに唄いに来てくれるの嬉しいな。ってかトクラの詩、好きなんだよなあ。周囲の人間をひたすらに大事にするような素直な歌がたまらんのよ。
カーミ。ULTRA CUBのフロントマン。バンドのときはその思い切り唄い切る様がロックバンドのヴォーカルとしてかっこいいカーミを見せてくれますが、ソロの時って特に上手くないギターも歌も丸裸にされしまい、どうなんだ?って感思うかもしれませんが、その丸裸のカーミがカーミのまんま息をするように唄う姿が極上なんすよね。いや、下手は下手ですが、そんな話問題じゃないです。
シュンス。ほっとけない男ですね。世の中のことも信じてないし、周囲の人間も信じられる人間が少ないし、常に文句ばっか言ってますが、まあ、曲がいい。それだけは胸を張っておすすめできるし、それだけはシュンス自身も信じてる。その不器用さが、逆に超ピュアなんですね。そのシュンスをこの日の皆に会わせたい気持ちで呼びました。友達できるかなあ。
そんなまあ、癖ばっか溢れてそうで、実はすんごい真っ直ぐに音楽を届けようとする奴らの夜です。クロノスチェンジは「4次元殺法」と呼ばれる技ですが、実は相手と自分の位置を入れ替えるって割とシンプルなもの。つまりは、ややこしそうで、超単純、そんな夜ってことですね!お楽しみに!
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3(火)
休業日
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4(水)
休業日
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5(木)
『Can You See The Rainbow?』
THE PERRY / 星のクズさまたち / SEX FRIENDS / THE SLACKS
□配信URL:nanoのYoutubeチャンネル
*チャンネル登録お願いします!
□投げ銭方法:
STORES.jpにて投げ銭札をご購入下さい。
大阪堺のロックンロールバンド、THE PERRYが久々に登場。THE PERRYの音に沿って踊って騒げるパンクロックの夜を作りました。皆で一緒にじゃないっすよ?それぞれで勝手に遊べる夜ですね。パンクに「共感」はあっても「共有」はいらないのだ。
THE PERRY、前回の出演から間空いちゃったんですよね…。まじで他意はないんですが。ある日ドラムのヒロトからメールがあり「全然呼んでくれないから寂しいです」って。いや、まじごめん!「ほんまや!」ってなってすぐにこの日を決めました。だって!ありがたいことにたくさんバンド出てくれるんだもの!マジで1か月が50日あればいいのにって思うくらいバンド数と日程があってないのが実際で…とかごちゃごちゃ言うと逆に変になりそうだからやめとくけど、本人たちから「また出たいんすけど誘ってや!」って言ってもらえることはとても嬉しいんですね。実際先日久々にメンバーに会った時は相変わらずめちゃなついてくれて。その結果「ほんまごめんやったで…」の気持ちも強くなりましたが笑 とにかく久々にTHE PERRYがドカン!とロックンロールパーティーを鳴らしに来てくれます!ひゃっほい!
THE PERRYに見せたかったんですよね、星のクズさまたちのフロントマンのコグチって男を。コグチは僕と同世代のロック・ラバーの1人。歳が近いせいで何も言わずとも共感できる部分が大変多く、会えばしょうもない話でいつも盛り上がれる友達ですね。パンクやロックンロールって言ったものに心酔しきってきた彼なんだけど、特筆すべきはその詩に表されるロマンチシズム。とても美しくって普遍的な愛に溢れた歌を唄ってくれる素敵な友達なんです。
パンクって音楽だけじゃなくそのスタイルやスタンスも大切だと思うんですが、例えばそういうのってファッションにも現れたりする。PERRYのヒロトは絶対に足元コンバースのオールスターだしね。そういう意味でTHE SLACKSはいいよね。ファッションパンクスでは決してなく、パンクを愛するものとしての身のこなし(ファッション)をマナーとして捉えてるところが超かっこいい。音もマナー重視のトラッシュなディスイズ3ピース!カルチャー!
初登場のSEX FRIENDS。なんちゅう名前やって思ったけど、その名前に納得しそうなくらい艶がある。メロディは昭和歌謡感もあり、でも編成はドラムとギターの2ピースで故に音像はトラッシュ、このアンバランス感、めちゃくちゃ癖になりそう。神戸から登場、神戸のこの独特の色気の感じ、あるよなあ、と思うんです。
週のど真ん中からドカドカうるさいR&Rバンドが集まります!遊ぼや!!
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6(金)
『So Strong(and Gentle)』
feat.Bongfather Japan Tour
Bongfather(US) / Lightning Swells Forever / 火残 / ToHSeNBou / OH MY LITTLE GIRL
アメリカからやってくるBongfatherのツアーのnano編をオーガナイズ。
Bongfatherはメタリックな音像がかっこよく、タイトで思いリズムがクールなバンド。バンドのロゴが映画「ゴッドファーザー」をパロってるのも最高だね。僕もメタルやハードロックに心酔しきっていた10代があるので、この手の音楽にはめっちゃ興奮してしまうのよね。とはいえ、そういった音楽が大切にする様式美的なものよりも、もっと生々しいブルースを感じさせてくれます。そのマインドの強さも含めて現代のアメリカのバンドだな、と。ラップパートになるとレイジのような渋さもあるしね。かっこいい。そしてきっといい奴らだと思うんだよね。
メタリックといえば関西では欠かせないのがLightning Swells Forever。ストーナーを基本にしながら「これがかっこいいだろ?」と思うものを3人とは思えない音圧で叩きつけてくれるロックバンド。Lightningには3ピースだからこそ感じるオールドスクールなロックンロールバンドとしての香りがするのもまた素敵。
メタリックであるところにこだわり過ぎずマインドの強さで選んだ京都の3バンドがさらに共演。火残は歌のメロディと言葉がフィーチャーされる4ピースのロックバンド。フロントマンkaiの不器用すぎるほどの人生賛歌はめちゃリアルでグッとしかこないんだよな。春から僕が勝手にnano常連化を狙ってるToHSeNBou、もっとトラッシュなバンドでその良さがあるバンドだと思ってたんだけど、ちゃんとタイトなアンサンブルで鳴らし切るんだよな。その上でそうあってほしい雑味を表現できるのは相当いいぞ。ボーカルの異様な色気からも目が離せないし。OH MY LITTLE GIRLはソロでは出演経験のあるパキオこと亀舎のバンド。ドラムに元モラトリアムの平田を従えnano初登場。パキオの歌には丁寧に紡がれる透明度の高いマインドがありそこに美しさを覚えるけど、そこに添える平田が絶対にいるはずだし、めちゃ楽しみなんだよね。
まだ若い地元の3バンド、めちゃせめぎ合ってほしいし、かつ夜を彩ってほしいし、きっとそうなると思う。
「強い」とは何かをそれぞれで体現しようとする5バンドの共演。派手な夜に見えて、実はとても丁寧に自分の音楽に向き合ってる彼らかと思います。だからこそ「and Gentle」なんですね。
お楽しみに!
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7(土)
『TRIPLANE LIVE TOUR 2025~Unknown~』
※当サイトにおける取り置き予約不可
TRIPLANE
チケットは以下で販売中
チケットぴあPコード:284-591
ローソンチケットLコード:55486
e+
会場発売 : nano / 075-254-1930
北海道出身のロックバンド、TRIPLANEのツアー。なんでnano?ってなるくらいのキャリアのあるバンドなんですが、引っ張ってきてくださったグリーンズに感謝です。というか、曲の美しさハンパないすね。一回聴くとそのサビをすぐに口ずさめちゃうくらいの普遍的なポップミュージックだと思います。きっとめちゃくちゃ上手いんだろうなあ。説得力のすげーあるステージを見せてもらえそうで楽しみだな。
今曲を聴かせてもらいながら書いてるんですが、ちょ、音楽としての完成度が高過ぎじゃないですか?今年出たアルバムから聴いてるんですが、今の時代でしかないなって思える音やアンサンブルのアイデアが散りばめられてることにキャリアが長いどころか、逆に「新人ですか?」ってなるフレッシュさがある。しかし、それをパッケージングできる経験値とフィジカルの強さにやはり長く強いキャリアを感じますね。そして00年代のシングルを聴いて思うのは、リアルに出たてでこの曲リリースしたんすか…?ってなるクオリティ…ちょっとびっくりしました。今までその存在を知らなかったのが恥ずかしくなるくらいです。
ちょっと、グリーンズさん、nanoでいいんすか…?何もびびってはないんだけど、申し訳ない気持ちになってきた…。いや!でもnanoを選んでもらったのは事実。キャリアが長かろうが短かろうが、その音楽を受け取っていつも通り鳴らし切るのみ!お客さんも初めて来られる方ばかりだと思います!TRIPLANEの皆さんも、お客さんも、「これがnanoかあ!」って楽しんで頂ける仕事を全うします!おす!
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8(日)
THE HAMIDA SHE'S×ザ・ダービーズ Sprit Tour 2025
『爆音宣言ツアー』
THE HAMIDA SHE'S / ザ・ダービーズ / FATE BOX / コロブチカ
こちらもフロントマン奏太が北海道出身のバンドTHE HAMIDA SHE'Sが引っ張ってきてくれた夜。名古屋の盟友ザ・ダービーズとのスプリットツアーの京都編です。どちらもこれからどんどん輝いていこうと必死なバンド。そんな2組の大事な夜の場所にnanoを選んでもらえることがめちゃくちゃ嬉しいですね!
先に余談ですが、北海道出身の人間って他の地域に人に比べて突出したセンスがある気がするんですが、それなんでかって、多感な10代の時期に雪のせいで合法的に引きこもりが認められるからなんですって(ある北海道出身ミュージシャンの憶測)。思春期に無理やり自分と向き合う時間を作られちゃう辛さハンパないな笑
さて、THE HAMIDA SHE'Sですが、気持ち悪いかもしれないけど真っ直ぐでピュアな感情を唄うバンド。「京都純情」とは自らが謳うキャッチコピーですが、そのキャラクターに輪郭を与えるステージを見せてくれるようになってきました。つまりは音楽を演奏するフィジカルに伸びが出てきたんですね。これって昨年にアホみたいにライブの本数を重ねてきた結果だし、彼らの黄金時代の前夜感あるんすよね。めちゃ頼もしい。
ザ・ダービーズも負けじと素直に唄うバンド。フロントマンの文音のキラキラな目をした無垢な少年っぷり、観てて恥ずかしくなるとむずかゆくなるとかそんなん一切なくって、うわあーバンドマンの鏡だー、とかすら思っちゃう。嘘がない。全部本音。みんなそうだろうけど、かっこつけて飾ろうとするやつらの一抹のフェイクが溢れる中で、全く飾り気のないリアル。そしてそれを自由に泳がすことができるメンバーのフィジカルの強さも素晴らしい。
共演にはまずはHAMIDSHIの盟友コロブチカ。僕の中でフロントマン北原と奏太とはワンセットに思えるんですが、この二人がめちゃくシノギを削ってるのが目に見えてめちゃいい関係性だなって。別の地方から京都に出てきて大学で出会った二人が意気投合したけど、それぞれでバンドやって「おう、お前らがそれなら俺らはこうだ!」ってバチバチやってるのが最高ですね。つまり、負けじとコロブチカもフィジカル上げてきてるんですね。同じく頼れる若手っす。
んで、FATE BOXですねー。この中では最年長。先輩です。めちゃ強い先輩。なめたことしたらすぐに「あん?お前らなんなの?それでバンドやってんの?」とか言われそう。下手打ったらそういうこと言われてもおかしくないくらいのいかつい音を鳴らし、かつめちゃくちゃプリミティブでロマンチックな歌を唄っててくれます。ってか最近のFATEまじでかっこいいんだよな。この夜には若い奴らがガクブルする大人げのないライブで全てを薙ぎ払って欲しいですね!焼き払えー!
最終なんか変な煽り入れちゃいましたが、間違いのない夜ですね。バンドマンたちの「そう!俺たちが!俺たちだ!」って超シンプルな主張、目と耳だけじゃなく全身で浴びましょ!!お楽しみに!
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9(月)
『にほんご』
山田亮一とアフターソウル / 鈴木実貴子ズ
去年に引き続きこの日は亮一の日。今年はもちろんアフターソウルで出演。ワンマンではなく共演に鈴木実貴子ズをブッキング。
どちらも言葉でもって自分の美学を貫き通す強い意志のあるバンド。亮一が綴るファニーさも携えたギミックたっぷりの詩の表現のレンジは広く、基本的なブルーズを爆発させる段階をいくつも持ってるイメージ。面白おかしいものから心を抉られるような言葉まで操る。それに対する実貴子の言葉は、彼女自身を全て曝け出す言葉の武装なんて一切ない赤裸々なもの。それを唄うために喉を枯らしながら声を発する様には心を打たれなかったことがない。それを日本語ってフォーマットでもって聞かせてくれる両者の歌が鳴る日です。そうだな、「詩」と「声」のコントラストの夜になるかな。
さて、アフターソウル。春からメンバーの脱退が続いたが、新しいリズム隊も見つかった模様(しかも新ベーシストはULTRA CUBやNo Funの清水)。ドラマーは未見だけど、亮一曰く「ヤバイやつ見つけたから楽しみにしておいて」とのこと。良く見つかったな、と。ちなみに残ってくれ、かつ彼の横でギターを弾き倒してくれるギターのコウくんには、亮一の古くからの友人としては感謝しかない。
さて。「良く見つかった」とは、演奏におけるフィジカルの話。ギタリスト山田亮一の現在のプレイは、ハヌマーンやバズマザーズの頃を余裕で越えたものに進化してる。このバンドが自分の音楽キャリアの中で最後になるだろうと踏んでいる彼はそれに見合うギターを弾かなくてはならないと必死で修練を積んでいるみたい。ずっと見てきてる僕からすると、それがわかるほど、本当に「ギターが上手くなった」。特にリズムへの解像度がよりクリアになったようで、バックビートを基本にしたカッティングでのリズムの表現が「その辺ではみれるもんじゃない」くらいかっこいい。だからそれと一緒にプレイするための演奏者というのはそうそう見つかるものではないはず。が、このスピードで見つかったことは奇蹟みたいなものなんじゃないのか。そこもまた「亮一やっぱもってんな」と唸っちゃう。
まあ、色々あったし、サブスクで曲だけ聴いていてファンになった若い層が離れているのは事実。が、山田亮一の今のプレイを目撃して欲しい。過去の彼の作品を、この体制になってできた新しい曲たちを、今のアフターソウルの演奏で聴くことができるのはとても嬉しいこと。君がもし「音楽が好きだ」と胸を張って言えるのならば、君が卒倒するくらいの演奏を見せてくれるはず。山田亮一とアフターソウルが。そこに鈴木実貴子ズまでいて、冒頭で書いたような人間の「声」を聴かせてくれる。
贅沢な夜じゃないか。味わって損はない夜。
豊潤な音楽だけを君たちに届けたい。nanoはそれしか考えていません。
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10(火)
休業日
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11(水)
『Traveling Music』
LIVE:
KENT VALLEY / ODDLY / Balance Lost / Monomi twins
DJ:
Kiong / Miki Masuda(nano)
東京在住のフランス人によるインディーポップユニット、Tapewormsのツアー。ブッキングはバンドのnanoの共作でお届け。だったんですが!メンバー体調不良で来れなくなっちゃいました!でもめちゃいい音楽やってるので、テキストは残しておきます!
Tapewormsの音楽は、緩やかでローファイなビートメイクに載せたディスイズ・インディーなメロディラインが秀逸。日本で言うならスーパーカーなどの系譜があるかな。シンセ中心に鳴らされるオケがかなりドリーミーで、靄に包まれたような曖昧さと、その中でなる歌声のキュートさがどちらも引き立つ見事なサウンドメイクを成しています!超素敵ですね!こんなの好きしかないですね!
彼女たちが呼んでくれたライブアクトはODDLY。こういう日には欠かせない京都のバンド。こちらも所謂ローファイと呼ばれる音楽を鳴らしてくれます。今年リリースされたフルアルバムはマジ最高で、これがODDLYです!って曲たちが散りばめられています。Tapewormsに比べると、スタイリッシュさよりもロックバンドらしい泥臭さがフィーチャーされているところもあるので、グランジの香りもするダークなテイストもまたクール。
京都在住のイギリス人(だったと思う)、ピーターによるBalance Lostはnanoがブッキング。サンプラーでオケを鳴らしながらエレキギターを弾いて唄うってスタイルは、ソロのアーティストとしてよくあるやつかなと思いきや、その演奏の完成度がハンパなくて驚いたのが初見の時の印象。オケのレンジの広さによる美しさもあるけれど、ピーターのギターの音とプレイの丁寧さにとにかく持っていかれた。唄い回しからは、モリッシーフリーク加減がありありとわかりますね笑 素敵。
大阪のMonomi twinsもnanoがブッキング。こちらも、もうその教科書かなって思うUSもののインディーポップス。男女のツインボーカルが唄う浮遊感のあるメロディラインはすぐに口ずさめるキャッチ―なもので、浮遊感が楽しめる。が、実はそれぞれの楽器の音やフレーズへの拘りも強く、ただふわふわ好きなことやってるだけじゃない、バンドとしての説得力がしっかりある音像を鳴らしてくれる。めちゃいいバンドでついつい呼んじゃうんだよね笑
急遽出演を決めてくれたのは我らがKENT VALLEY。まじでありがとうしかありません。ってかそもそもこの日にはぴったり合うUSものありきの音楽だしね。かつ、最近のケンヴァレはビートミュージックのテイストも強く、そのパーティー感がマシマシ。まじで頼れる男だよ。この日のライブのラストアクトですが、最後は微笑みながら踊りたいっすね!
これはnanoの得意なやつ。ODDLYのKiongとうちのミキティによるDJも加えてのナイトメイクは、かなり色鮮やかな空間を作ってくれるんじゃないかな?めちゃ楽しみです!
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12(木)
arcanaria 2ndEP「明日には消えてしまうとして」Release Tour
『圧倒的現在主義』京都編
arcanaria / LEGECKO / MY HEART IS SCREWED / Jose / Gaze Back(oa)
神奈川県のロックバンド、arcanaria(アルカナリア)のEPのリリースツアーの京都編。完全に初見ですね。
オルタナティブの部類に入るバンドですね。ホントこの手のバンドばっか集まってくるなって思いますね、nanoってば笑 女性のギターボーカルで、日常を生きる上で自分の心のまとわりつく感情を叩きつけるタイプの生きるの難しそうな人の歌を唄ってくれます。よくあるっちゃよくあるタイプなんですが、ライブクリップをいくつか見させてもらったところ、ギターの音のエッジの効き具合がディスイズとはいえ良い音ですね。ちゃんと弾いてる。あと、エイトビートの走り方とコーラスワークの綺麗さが耳に残ります。もしや、けっこう実力派なのかな…俄然楽しみになってきました。
こういう時にですね、私性格があまりよくなくってですね、ハードルを上げちゃうんですよね笑「これを超えてこいってこと!?」みたいに思わせるためのラインナップ組んじゃうんですよね。まあ、そもそもリリパに呼ばれたバンドのするべきことは「主役のライブを食ってまうレベルのライブ」一択ですからね。仲良しこよしの褒め合いとかマジファックすよ笑 んで、主役がそれを超えてきてくれたら、そりゃあもう奇蹟みたいな夜になるんですよねー。初見のバンドでトリとるってだけでプレッシャーなのに、ごめんね笑 でも美味しい食べ物のこと思い出して平常心でやってね?気合とヴァイブスは反比例するからね?笑
で、ここまで書いて気付いたんだけど、呼ばれた地元勢のハードルも上げちゃってるね?これ笑 まあ、LEGECKOとJoseは超常連なのでnanoでの戦い方は知ってるってか「やるだけ」なのは重々承知してくれてるし、MY HEART IS SCREWEDは初登場ながら手練れたちによる「好きこそものの上手なれ」を地で行くはずなので何の心配もない。Gaze Backは、OAっていう防衛線もあるので、初出演をのびのびと楽しんで欲しくはありますね(とはいえ、前回の出演予定が已む無くキャンセルになった時に泣いて悔しがってたので、肩肘張りすぎないか心配ですが。そういう奴は好きなんだけどね)。
ま、何かって言うと、エッジの効いた音楽をやってるからこそ、ナチュラルな状態で演奏して欲しいし、それをちゃんと聴かせることのできるバンドたちじゃないのかなって思ってます。かなり見応え聴き応えのある木曜の夜になりそうですよ。お楽しみに。
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13(金)
『イッツファンタイム』
DJ:John(Seuss,Barbara) / 832boy(THE FULL TEENZ) / ナツコ(メシアと人人) / うみざる(ネオンズ) / shimizuyu(YOOKs,Gue,ULTRA CUB,No Fun) / Yu Ando(Redhair Rosy,Pines.) / モグラ(nano)
はい!今月のイッツファンタイムです!
音楽部?レコード部?USB部?ピザ部?DJ部?とか何でも言えますが、今月の我々の部活動です。えーと、つまり、イベントというよりは部活のノリに近いかな。いや、部活というとなんかルールとか厳しそうだし、先輩がふんぞり返ってるみたいなトラウマのある人もいるかもだし、なんつーか、すんげえふんわりしたサークル?活動です。一応ナノのオフィシャルでやってるから非公認の同好会よりは質?地位?市民権は得てるかな?
とか、まあ、それを「部活」と呼ぶのが結局しっくりくるから最近は「部活」という新しいライブハウスにおけるイベントのカテゴリーにはめこんでみてます。何してるかって、部室(nano)にあるDJ機材で好きな音楽を鳴らして(愛があってセレクトしてるので決して雑ではない)、お酒飲んで、ピザ頼んで、喋って、時間が来たら終わって、2階の居酒屋に飲みに行く(アフターまである)って遊び方をしています。
もしかして、あんまりDJイベントって馴染みないからな…とか足が遠のいてしまってる…?気がするんですが、そんないいものじゃありません(でも音楽のセレクトには愛があり雑ではありません!2回目だけど!)ので安心してください!ただ楽しく呑んでるだけ。しかも俺たち音楽好きじゃない?それを肴に呑んでるだけなんで、まじで遊びに来ればいいと思うよ!
みんな今回はどんなのかけるかなー。それぞれおすすめをちゃんと持ってきてたりするので、普通にそういう楽しみ方もできるしね。音楽を聴きたい、知りたい人も勿論遊びに来てほしいな!僕の今回のテーマは、追悼スライ・ストーンしかないですね。彼の偉業の再確認をしたいと思います!R.I.P.(スライ知らない人も来ていいからね笑)
[open] 19:00 / [start] [adv] \1000w.1drink / [door] \
14(土)
ゆ~すほすてるpresents
『TAIMroom』
※SOLD OUT
ACT:
ゆ〜すほすてる / 超右腕 / BLONDnewHALF / ゴリラ祭ーズ / メシアと人人 / 藤山拓 / 花柄ランタン / Ribet towns
SHOP:
おもちゃの村上
※フード、キッズスペースあり
※小学生以下入場無料+保護者1名まで500円(2名様以降は通常料金)
※チケット予約はこちら
※イベントの概要や御来場についての相談窓口はこちら
ゆ~すほすてるによる昼間から開催されるイベント。メンバーが屈託なく「好き」って理由だけで選んだラインナップですね。もう、一点の曇りもない。身内のりになってるわけではないけど、そういう出演者のセレクトでソールドするのってめちゃ素敵なこと。需要と供給が一致してるって、本当に気持ちいいな。
さて、ゆ~すほすてる。
フロントマンの江川のことをミュージシャンとして、作家としてめちゃくちゃリスペクトしてるし大好きだし、んでちょっと気がふれてるってか頭おかしいってかやばい奴の空気があるところも目が離せないんだけど、なんつーか、江川の一番いいところは、実は優しいやつってとこ。
自分のことは凄く退廃的に捉えてて「どうにもなれってんだ」って自虐するみたいなところもありますが、それと同じ長さと太さのベクトルでもって、周囲の人には幸せになってほしいって願いを常に持っています。その優しさとか気を配れるみたいなところがめちゃくちゃ大きくて、その江川の魅力の周りに集まるメンバーたちもとにかく優しいやつら。江川みたいなやばい奴にどうしてこんなに良い奴らが…?とか思ったこと、正直ありますが笑、なんのことはない、江川がひたすらに人に対して優しいからですね。最近の江川の曲は、昔に比べて少し上向きな気がしますが、人に対して持ってた気持ちを、少しくらいはそろそろ自分に向けてもいいのかな?って思うようになったのかな?って気がします。それも江川の人への優しさに気付いて集まってくれたメンバーのおかげかな?江川に江川のいいとこ気付かせてくれてありがとね。ああ、そっか。江川の曲を聴いてると、ゆ~すほすてるのライブを観ていると、なんだか幸せな気持ちになれるのって、音や演奏が導いてくれる多幸感もあるけれど、自分を犠牲にしてでも人に幸せになってほしいって願いが曲に込められてるからなんだね。今気づいた。なんかすごいぞ、江川。江川神説急浮上。
で、この優しさライセンス保持バンドっぷりをなんでここでつらつらと書くかとというとですね、このイベントをどういうイベントにしたいかってステイトメントが出てるんですが、もうね、コンセプトがね「人に優しくあるということとは」という話を大切にしたい、皆で一緒に考えてみませんか?というものなんですね。ミュージシャンが集まるし、ライブハウスで開催されるから、フォーマットは勿論音楽なんですが、音楽が好きな皆で集まって、一緒に、もしくは勝手に楽しみながら、「優しさ」という言葉について今の自分で地に足つけて考えてみましょうよってやつですね。なんかね、このイベントのコンセプトがね、先にかいた江川とゆ~すほすてるの魅力とめちゃくちゃリンクしたの。本当に奴ららしいイベントだなって。こういうイベントがね、ソールドするのって、最初に書いたラインナップの話だけじゃなくって、本当に素晴らしいと思うんだ。改めて。
この日もみんなが幸せな気持ちになれればいいな。みんなそれぞれの幸せを得るために、いつもよりも隣の人に優しくしてみましょ?
あーーー、俺も人に優しくなりたいなあーーー。これずっと思ってるんだよなーーー、実は。
[open] 13:30 / [start] 14:00 [adv] \3500学割¥2000 / [door] \
15(日)
昼の部:
ナイトサファリPre. 『Homeostasis Vol.3』
"Daylight casts a shadow as night"
ナイトサファリ / Tattletale
日曜日に二本立て、昼間はナイトサファリによる恒例の2マンシリーズの第3回。
ナイトサファリは、気持ちを叩きつける、広義でのロックンロールバンドである印象が強いかもしれませんが、実はポストロックなどオルタナのニュアンスがアレンジにしっかり込められているギミックも持っています。Voのウケちゃんの妙にキャッチーな男節が、シンプルで豪快なロックバンド像を作っちゃうかもしれないんですが、それだけじゃないオルタナティブな音楽の匂いもちゃんとするんですね。その文脈じゃないところがフィーチャーされることが多い気がしますが、うーん、いうなれば「熱いギターロック」的な解釈ですかね?そういうブッキングでの出演が多い中、でも彼らにはそれだけじゃない例えばハードコアと呼ばれる音楽にある、ってかそれらにとって最も大事な繊細な部分もちゃんとあるんですね。まあ、どちらもナイトサファリの音楽にとって大切な要素なんですが。
そういう彼らの一つの要素を大事にして組まれる2マンシリーズがこのHomeostasisですね。初回のFireplay、2回目のUmisayaに続いて登場するのは北海道のTattletale。昨年の春以来の出演ですが、このバンドは本当にかっこいいですよね…。それこそ、ポストロック、エモ、ハードコアなどを全て飲み込み、タイトに、それはもうタイトに演奏しきるバンド。黒玉多めのフレーズですが、そこに情報量の多さを感じさせるとか「ばかうまー」と感心させるとか、そんなんじゃなくって、ステージから発せられるエネルギーにただひたすらに圧倒されます。なんかブッチャーズも、ナートも、カウパーズも、キウイロールも、ディスチャーミングマンも全部ある、現代に生きるSCHC(Sapporo City Hard Core)だなって思います。色んな種類の音楽が溢れていてもいいんですが、やっぱ僕にとっては札幌にはこういうバンドがいてほしい!って思っちゃうんでうすよね!また来てくれるの嬉しいな!!
というわけで、真昼間からぶっ放す予定です!早い時間にお昼ごはん食べちゃってご来場ください!空腹で観ると、おなか減りすぎて倒れちゃうよ?ちゃんと食べて来てもお腹減るライブだと思うんで!
[open] 12:00 / [start] 12:30 [adv] \2500 / [door] \3000
夜の部:
ULTRA CUB 1st album 「それでもあなたと生きていたいよ」
『生きたい、逢いたい』ツアー
※当サイトにおける取り置き予約不可
ULTRA CUB / FATE BOX
チケットの予約はこちらまで
おお。ULTRA CUBが遂にアルバムをリリース、そのツアーの初日がnanoで開催。嬉しいね。なんやかんやで付き合いも長くなってきたバンドですが、そういうバンドのアルバムのリリースって、やっぱぶち上るニュースです。全力で祝いたいっすね!
今回のアルバムは10曲入りのボリュームたっぷりのもの。
最初からファストナンバー「八月のアリア」でよっしゃ!とガッツポーズものです。アルバムの最初はやっぱこうじゃなきゃなってロックマナーが完璧ですね、さすがカーミタカアキです。M2、3はライブでもお馴染み「絶対」「桃色オーバードライヴ」が収録、CUBの名刺をリスナーの心に突き刺すためのアンセム連発かよ!って次のM4「BEACH」はバンドマンの中ではカーミしかかけないんじゃない?ってくらいのjpop、しかもドライビング・サマーチューン。たまらん。そんな眩しい夏の写真を裏から突き破るように耳に現れるディストーション・ダンスナンバーがM5「ネイキッドファイヤ」、汗だくで取り乱した後には改めて地に足つけて丁寧に唄われるM6「スタートの唄」には意志表明がありありと感じられるんだよな。このタイミングで急に我に返るのおもろすぎる。M7の大合唱必至の青春群像ソング「さよならの続きの唄」で唄われる、出会いと別れが繰り返される人生のブルーズには涙が。後半にエモさでたたみかけるように名バラード「ひかりの唄」がM8で炸裂。イントロのフレーズからもう既にシングアロング。壮大な光に包まれたあとにシンセでフェイドインするのはM9「TONIGHT TONIGHT」、COMPLEXの新曲か?って思わせるくらいの80sビートロックアレンジは逆に新鮮、かつこのタイミングで流れ出す王道ロックンロールが強すぎる!
そしてこれ、なんだけど、まじでこの曲のためにこのアルバムあったんだ!ってすら思えるラストトラックは「え、まさかの夢落ち…?」って勘違いしちゃう「別の世界」。表向きに唄われるのは失恋ソング、別の道を歩む者たちの今後の人生へのエールだが、その世界線が交わることがあるならば、そのきっかけになるような音楽を唄いたいという願い。アコースティックギターの単純なバッキングがよりロマンチシズムを煽るし、そのピュアなアレンジに時代を超え得る普遍性がある…。これよ、これこそ、ULTRA CUBの音楽なんだよ。今作の中では、書いた通りアレンジメントもかなり多岐に渡っていて、それが色彩を生みめちゃ聴き応えがある最高の作品になってると思う。でも、結局はど真ん中に歌があり、それをどうやって唄うかって方法論が違うだけ。それだけバンドとしての表現の幅を見せてみらもらえることも素晴らしいんだけど、最後の最後にシンプルに、超シンプルに歌だけを、なぜ歌うのかって気持ちを、真っ直ぐに伝えてくれるエンドロールが待っているとは…!ちょっとね、これ、まじで感動しちゃった。すげーの出したな!ULTRA CUB!
うわー、これ書いてるタイミングでリリースされたから、思いきりレビュー書いちゃった笑 人それぞれの解釈があっていいと思うんですが、ULTRA CUBらしい、ロックバンドというものを愛している彼ららしい、ロックバンドらしいコンセプチャルなアルバムだと思います。いいなあ、なんか久しぶりに「アルバムってこうだよな!」ってアルバムを聴いた気がする…いやあ、まじ傑作です。
そんなULTRA CUBのリリースツアーの初日です!内容は盟友FATE BOXとの2マン、間違いないね!
イッツ!ロックンロール!ショウタイム!
シング!ア!シンプル!ソング!
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16(月)
休業日
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17(火)
『ナノジャム』(BAR営業+スタンダードジャズ・セッション)
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18(水)
休業日
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19(木)
『シャラランラン』
佐藤達生&the riverside² / 井上ヤスオバーガー / Theジャキーンズ / hems / THE BAMBOO SPIRITS CLUB
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久しぶりの佐藤達生です。バンドで登場。梅雨の鬱陶しい雨のことを唄ったブルハの「シャララ」からタイトルは拝借していますが、なんですか、今週の天気予報。すげえ晴続き、湿気はそれなりにあるけど、それは京都の夏として出デフォルトでこれもう明けてない?的な気候やんか。
さて、達生のバンドですが、京都のドラマーまどかが叩いてるらしく、まどかから連絡があり今回の話に。ってか達生から連絡して来いっての笑 ってバンドの音源上がってないなー。当日何をするか楽しみにしておくしかないのですが、達生は変わらずツアー回りまくりのタフな活動を行ってて、あの飄々としたまんまそれを続けてるってことは、まあ、達生のロックンロールを聴かせてくれるんでしょ。
ちょっと久々の井上ヤスオバーガー。ヤスオは家がご近所さんでたまに銭湯で出くわしてお互い気恥しくなるようなおっさんどうし。ヤスオは僕よりさらに2つ年上で、50超えてるのに、彼も変わらずツアーでまくり、nanoで唄う回数が減っていたとしても、出くわすたびに「相変わらず楽しそうに生きとんな」って思わせてくれるのが素敵。
Theジャキーンズ。3ピースのロックンロールバンド。モッズスーツに身を包み12弦ギターを弾き倒してしゃがれた声で唄う姿は、もうパンクのマナーへのリスペクトの塊です。トラッシュな部分が武器だけど、それだけじゃない演奏でロマンチックな歌を鳴らしてくれるのが最高。
hemsは初登場。送ってくれた音源、最初のギターリフが楽しすぎて即オファー。その後に始まるメロディが唄うのは、人生をどう生きるのか?って普遍的な歌。それを、多分ヴォーカルのキャラなんだけど、超淡々と唄うミックスがミスマッチでめちゃ気になるテイク。どんなライブするんかなー!
THE BAMBOO SPIRITS CLUBも初登場。ザ・アリカメンって最高のバンド名から改名。いい名前だったのになあ。で、ここのフロントマン、なんとラッキーセベンのドラムなんです。あのヴァイブス人間です。そのバンドが「真っ直ぐロックやりたくって!」と音源を持参してくれました。あの屈託のない笑顔でお願いされたら断れるわけありません。楽しいライブすんだろな!
そんな梅雨がぶっ飛ばされてる今週半ば、思い切り楽しめそうです!!ぜひ!!
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20(金)
茶封筒『上映ツアー』
茶封筒 / Fancrab / 百回中百回 / ときめきポメラニアン
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東京のオルタナティブ?になるのか?まあ、少し、いや、かなり癖を孕んだバンド茶封筒のリリースツアーです。今回も、まあ、変な楽曲を携えてやってきてくれます。フロントマンはラスティーという男なんですが、この男自身の存在感にもう既に癖がありすぎるというか、一度会うと忘れられないキャラなんですよね…。そのラスティーが、自分の生活の中で感じた感情(おそらく主に違和感)を中心に詩を綴ってくれてるんですが、演奏のフィジカルが高いからそこに異様な説得力が生まれ、結果、歌を作って唄ってるラスティーのキャラの印象がハンパないものになるんですね。んで、さらに、その変な詩が、実は、よくわからないことに見えて世の中の真理を唄っているのでは!?なんて気がしてきたりもします。絶対そんなことはないと思うんだけど…。とにかく、インパンクトがハンパないバンドには違いありません。
茶封筒に癖があるから癖の強いバンドを呼んだというより、なんか謎に感じられる「実は真理を唄ってるかもしれない」楽曲のキャラクターに沿ってのブッキング。結果みなそれなりの癖があるメンツにはなっていますが。
Fancrab。京都の4ピース、ローファイパンクバンド。こちらは日常に感じる違和感とかじゃなくてシンプルに不満を叩きつけるスタンス。つまらねーな、くだらねーな、とかぼやきながらもそれを受け入れて「きっといいことあるさ」ってゲラゲラ笑ってるようなライブは爽快そのもの。
百回中百回。大阪のアホ3人組。アホやけどめっちゃええ奴3人組。アホだからめっちゃ真っ直ぐな3人組。地元の同級生がそのまま揃ってバンドやってますな息の合い方ってか腐れ縁だからもう話すこともないしバンドで一緒にやってそこで会話してるような、なんつーの、それってすげー信頼関係の話だよな、みたいな美しさを覚えちゃう眩しさがある。いや、ないか?いやいや、あるな。泣けるぜ?
このおっさんども3組で3マンもアリやなって思ったけど、なんか、おっさんらに若いの見せたいなって思った時、こういう夜にディスイズなバンドがときめきポメラニアンですね。オルタナやパンク推しなnanoにとっては、20代前半ってまだ若いキャリアに現れた最強のカードですよね。今回も愛らしくも野太いパンクス期待してるっす。
ときポメが入ったことで、ちゃんとポップな部分もあるよねーとか、そんなんじゃなくって、ときポメもこの夜の癖の一部。かつ、若い子だから眩しいとかそんなんでもなく、この夜の全員が超ピュアで眩しいんですね。そう、スクリーンに映ってる全ての場面が、映画館でみるからこそ、輝いて見えるように!!
19:00上映開始です!お楽しみに!!
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21(土)
yeti let you notice tour 2025「HONTOU NO KOTO」
※SOLD OUT
yeti let you notice / ひとひら
今若いファンを中心に話題のオルタナティブロックバンドを中心にリリースするOaikoというレーベル主導のパーティー。その中の一つ、yeti let you noticeのリリースツアー。同じく話題のひとひらとの2マンということもあり、さすがにソールドアウト。話題のバンドのリリパが飛び込みの連絡で開催されるのはとても嬉しいですね。全力のnanoで迎え撃ちたいと思います。ハコが迎え撃つって何やねんって自分で書いてて思いますが、なんかそういうライブハウスなんですね、nanoって。キャパ故のハコの特殊性もありますが、こんな小さいハコやけどイカすライブハウスなんだぜ!?ってのをミュージシャンやお客さんにどう見せるかって、あたかも対バンみたいな気持ちでいるんです。めんどくせえな。
さて、yeti let you noticeですが、先ずバンド名がいいですよね。「イエティがここにいるよって知らせてくれる」ってつまりはyetiみたいなUMAって皆の心の中にいるんだよってか、いるかどうかは君次第みたいな意訳しちゃったんですよね。超ロマンチックやん?そこに込めらた哲学が。そもそも。音自体はめちゃかっこいいですよね。想像通りエッジの効いたサウンドを叩きつけるポイントもありますが、めちゃくちゃメロウに優しく唄ってるくれる箇所もあり、ビートのアレンジも時代を超えるというか、若いバンドだからこそ選べるアイデアの選び方に屈託がない。その上で、全部の曲の音楽としての完成度を高めることができるフィジカルにも信頼が置けます。
ひとひらも初登場。めちゃくちゃ耳にする名前だから楽しみだな。こういうバンドってライブを観れば「そりゃあ話題になるわ」って納得できるんですよね。やっぱ実力ないと人気出ないですから。ライブって体験ですから、また観に行きたい!とか好きなった!とかお客さんに思わせるそれを与えられることができてるってことなんですね。楽曲について、ひとひらはylynに比べると真っ直ぐにポストロックの文脈で押し切るタイプの漢気がありますね。アルペジオのリフからのドカーンは、いつの時代であっても、どの世代にとってもアンセムの常套句ですよね。それは3コードのパンクやエイトビートのロックンロールと同じくらいの鉄板の方程式。それに、イノセントな声がたまらんなあ。これ、俺も好きだわ。
今週の天気予報は真夏のそれですから、灼熱のnanoになりそうですよ?
お客さんにも初めて来られる方が多いと思います。水分補給による体調管理、ロッカー・クロークないので手荷物は少なめで、小さいハコなので前に詰めてのお願いにご協力、住宅街なんで外でたまったり騒いだりしないでね、とか色々お願いします!!
一緒に良い夜にしましょう!!
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22(日)
『mogran'BAR』
guest CREW:DOSHISHA MUSIC CLUB
(DJ : gengen / noah / dai / sak)
DJ:mogran'BAR crew
□配信URL:nanoのtwitchチャンネル
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6月のレジデントパーティーmogran'BARです!
月1回開催のこのパーティーは、普段ライブハウスとして稼働てるnanoが完全にクラブ化する夜。DJブースをフロアのど真ん中に設置して360度囲むことのできるボイラールームスタイルを採用、チャージがフリーで門戸開かれまくり、皆が飲み踊り喋れる何とも楽しい空間なんです。
それでいてチャラさなんて一切なく、シンプルに音楽だけを信用してるレジデントのDJたちのスタンスも超クール。オールナイトで開催できないシチュエーションだけど、だからこそデイタイムに凝縮される濃密な祝祭感がたまらないんですね!自画自賛だけど、最高のクラブパーティーかと!
さて、今回のゲストは大学生のサークルのクルーが同志社から。同志社音楽研究会というのが正式名称のようですが、現役の大学生によるDJやトラックメイカーの出演って嬉しいですね。キャリアのあるパーティーになるとどうしてもゲストもそれなりの年齢の人になっちゃうことはあるある(だからこそ、そのプレイクオリティに信頼が置けます)ですが、やっぱ長く続けたいハコやパーティーにとっては代謝が必要。や、入れ替わる必要もないんですが、どんどん若い世代ともかかわっていってこそ、時代性を反映できるじゃないですか、そう、やっぱリアルタイムであることって大切!それが一番大切!ってか、大学のサークルにそんなんあるの素敵だなって思いますね。あ、でも俺の在学中にも「京大テクノ部」ってあったな。左京区にはメトロって良いクラブがあるのも大きいかなとも思うけど、それにしても今の時代では、あの頃よりももっと一般的な遊びと認識されているのが頼もしい。
さあ、遊びますか!若い人たちとおっさんとおばはんが入り混じって良い空間つくりましょ!
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23(月)
休業日
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24(火)
『カートの頭ん中』
Half Years ROM / the blue sundays / LOVIN’THE BUNK / シィ
□配信URL:nanoのYoutubeチャンネル
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カートってもちろんコバーンさんちのカートくんです。その頭の中って、僕らには計り知れないブルースでミチミチに埋まってるんでしょうけど、「そういやカートって普段どんなこと考えてたんだろ」ってふと思っちゃうようなメンツかも。って思ってこのタイトル。基本的に僕の想像の中では、自分と向き合い続けた結果ぶっこわれてしまったんだろうなって思ってるんですが、だからこそあれだけプライベートな音楽を綴れたんだとも思ってます。
Half Years ROM。ソングライターのQTの人懐っこさと人との距離を異様に測る相反するキャラを併せ持つ破綻っぷりに興味津々なまんまなんですが、結局その中心にいる自分が美しいと思うものに反応し、かつ手の届く範囲にあるものにそれを見出す、逆にその範囲にないそれには恐れ慄きすぎる、そんな混沌に浪漫があるんだよな。そうなの、混沌。でもそれが人間じゃね?逆に素直?そんなことはない?でも好き。というか、今のHYRはほんと鉄板。4人編成になってからのアベレージの高さハンパないっすね。
the blue sundays。初登場。見知った人間がやってるみたいなんですが、楽しみですね。で、頂いたCDを聴いてみれば、もうグランジ。グランジとしか言いよう無くね?ってくらいグランジ。コーラス掛かり気味の歪んだリフなんてディスイズですね。フロントマンのツバサ(住石アラン)とは酒の場で会うことがよくありますが、楽しそうに酒を楽しみながらどこか影があるな、この人間興味あるなとは常々思ってたんですが、なるほど、アウトプットがこうあることで妙に納得。
LOVIN’THE BUNK。ちょっと久しぶりですね。4月の頭以来。グレッチにしゃがれた声で、ウォレットチェーンほかバイカーなファッションから、ただのチバ好きの印象だったフロントマンの森澤ですが、彼らのライブを観る度にわかってきたボアードでオールドスクールなアメリカンブルースの匂い。なるほど、チバからそこに辿り着くか、ええやないか、と。あの上がりきらない退屈さ、グランジの匂いすげーするんだよな。かなりクール。だからこそ伸ばして欲しいフィジカルがあり、それを着実に伸ばしつつある成長株です。
シィ。今年の2月の自身の企画以来の登場です。この中では最もポップなアレンジではあるかな。でも、女性のボーカルのキャッチーなメロディラインがそうさせるだけで、音やフレーズの選び方の根っこに絶対あるUSものの匂い。一昨年の音源におけるリズムアレンジのタイトさとか、インディーロックの教科書みたいなことやってのけてるしね。所謂グランジと呼ばれる音楽のダークさやドープさとは離れたところにある音楽ではあるけれど、それぶちにのめされたからこそ、敢えて違う方法論を選んだのかもなって思わせるくらい、俺たちの好きなオルタナティブです。
いやー、これはいいですよ。何がいいって、嘘がない。絶対的にプライベート。超孤独。誰か一緒にいることには否定と肯定を繰り返すけど、孤独でいることは8万パーセント全肯定。そうじゃなきゃねえ、やっぱ。ね、なんか、勝手にイメージしちゃってるカートのこと思い出しません?この夜のラインナップ見てると。あ、これ、「カートの頭ん中」じゃないわ!「頭ん中のカート」だわ!ミスった!笑
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25(水)
『うかぶ波紋』
堀川サタデーズ / スギタヒロキ / BOB(the)House / 日本少女
スタッフみきです!
今回スギタヒロキさんが歌いに来てくださる!ということで私が作らせていただきました!前回2月の初出演のあとに店長にまたすぐ呼んでください〜と話していたので、本当にすぐ来てくださって嬉しいです。
スギタヒロキさん、静岡のシンガーソングライター。私は歌詞を聞くのが苦手なのですが、それでも聞いてしまう詩、ハッとさせられる視点と言葉選び。神経をすり減らして歌をつくる人なんだろうなと思いました。
堀川サタデーズ、爽やかさの中に見えてしまう泥臭さに、毎回ありがとう(泣)、という感じで聞いてます。それぞれのこだわりを感じるアレンジや音が作るオルタナティブさが気持ちよくて最高なバンド。
BOB(the)House、元バレーボウイズの2人が始めた新しいバンド。音源を聞いた店長が「良すぎる!」「別のイベント無理だったからこの日誘ってよ」とのことでお誘いしたのですが、上質なポップスが聞けるとわくわくしています。当初アコセットの予定でしたがゆったりバンドセットになるそうです!
日本少女、ポップでサイケでキュートな3人組。結成当初からドラムボーカルはギターボーカルへ、キーボードはベースへと形を変えながらめちゃくちゃかっこいいバンドになったなと思っています。懐かしいというよりいい意味で古く、でもどこか新しい、大好きなバンドです!
スギタさんが〜と書きはじめましたが、出演順は日本少女→スギタヒロキ→BOB(the)House→堀川サタデーズです。ぜひスタートからお越しください!
(みき)
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26(木)
BAR営業『ツキイチ』
feat.山本夜更と映画「真夏の夜のジャズ」を観る回
ホスト:山本夜更 / モグラ
今月のBAR営業「ツキイチ」は、詩人でジャズ・サックスプレイヤーのケンケンこと山本夜更からの提案で再び映画回。アメリカのジャズフェスのドキュメンタリー映画「真夏の夜のジャズ」をみませんか、というもの。
ケンケンは僕にとってジャズ友達の一人で、もちろん彼の方が聴いてる数含めてジャズへの造詣が深いのは当然なのですが、なぜ彼をそう呼べるのかというと、酔った僕が放つパンチライン(だと思ってる)「全てジャズ」ってワードを共有できるからですね(って僕は思ってる)。「全てジャズ」とは何かというと「芸術に限らず何においても自分が美しいと思うものを自由に表現してこそ」と思ってることを指します。そういう意味合いで音楽にたとえるならば「ジャズ」がもっともしっくりくるなってとこですね。ちなみにこの意見に首を強く縦に振ってくれる人間には同じくサックス吹きのゆうちゃん(KONCOSなどでうちには出演。太一の弟)もいますね。とても面倒な哲学だとは思いますが、それを共有できる人間が周囲に少なくとも二人もいることに感謝ですね。
さて、「真夏の夜のジャズ」。1958年に開催されたニューポート・ジャズ・フェスティバルのドキュメンタリームービー。収録されている演奏陣もルイ・アームストロングやセロニアス・モンクはじめ名だたるミュージシャンが名を連ねていますが、僕がこの映画について最も注目したくなるのが、監督が名写真家であるということ。バート・スターンというアーティストなのですが、有名な作品でいうとキューブリックの「ロリータ」のポスターを撮ってたりするんですね。これ、知らない人でも検索したら「あ、この写真撮った人なのか!」ってなると思う。そもそも、瞬間を切り取るのが写真家であると僕はおもっているんですが、それでもめちゃくちゃ肉感的で動きまで見える作品ってどうなってんだ!?と興味津々なところもあり、そんな人が撮る音楽フェスのドキュメンタリーってどういう仕上がりになってるのか、がめちゃくちゃ気になるんですね。
前にケンケンからおすすめされたことのあった映画だったのですが、他意はなくなかなか観るタイミングがなかったので、今回みたいな機会を設けてくれるのはとても嬉しいですね。最後には「やっぱ全てジャズやーん!」とキャッキャしたいですね!ぜひです!
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27(金)
休業日
The SlumbersのワンマンとRAINCOVERのツアファイをはしごします。
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28(土)
昼の部:
ホールレンタル
・・・
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夜の部:
ポンツクピーヤ 全国ツアー2025
『君と僕の間違い探し』
※SOLD OUT
ポンツクピーヤ
京都の3ピース・ロックンロールバンド、ポンツクピーヤのミニアルバムのリリースツアーのファイナル。さすがにソールドアウト。たいしたもんだね。ちゃんと人気者になってる。今所属はクリープハイプやオレンジスパイニクラブと同じプリミティブ。なのだからか、やっぱり思い入れが強くなっちゃうね。(若いポンツクファンは知らないかもだけど、クリープとnanoはズブズブです。でした。なんで京都は客が来ないんですか!って尾崎の愚痴を毎回「俺はお前の曲大好きだよ?」と聞いていました笑)
どんなミニアルバム出したんかなって聞いてみたら、もう、ポンツクピーヤでしかないっすね。相変わらずのキャッチ―で楽しい曲たち。簡単にステップ踏めちゃうし、お気楽に手拍子もシングアロングもできちゃう軽快でポップなナンバーたち。バラードもしっかりウェットでいい曲だなって普通に思う。こりゃ人気出るよね、とは思うんだけど、歌詞が、もう、歌詞が…笑 これも含めてポンツクピーヤなんですが、もう、大丈夫かな、いや、今は大丈夫なんだけど、過去めちゃしんどかったんじゃない?ってか今もやっぱりしんどいの?心配になっちゃう!笑 まあ、丸裸のまま、赤裸々にブルースを綴るのは嘘くさいなんかええこと唄おうとするより余程リアルでいいんだけどね笑 俺は好きだよ?笑
穿った視線で世の中を見つめちゃって、社会の中で自分の居場所があるのかどうかわかったもんじゃない。でも、そんな風にできれば浮世から離れてしまいたいって常思ってるからこそ、ふと目の前にある好きなバンドのCDとか、傍にいてくれる友人や恋人や家族とか、直前に食べた美味しいものとか、そういう身近な存在のことを、とても大事にできる。そういうミニマルな幸福の判断が、間違いなく救いになっていて、歌をかくエネルギーやモチベーションに繋がってる。そして、できた歌をバンドサウンドで仕上げる時に、くだらない世の中はもちろん、そんな簡単なことで救われてしまってる自分も含めて、もう笑い飛ばしてやろうぜ!?って件のアレンジになってる、そのシニカルさ、そう一言でいうと、このハンパないシニカルさがポンツクピーヤの魅力なんですね。おれ、今回のミニアルバムをしっかり目に聞いてみて、こんな風に辿り着きましたね。
さあ、ワンマンです。6月のnanoは暑いですよ?湿気も半端ないし。ステージもフロアも、みんな一緒に楽しくケラケラ最後まで笑い飛ばそうぜ!?
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29(日)
降之鳥『「僕らは涙を流して」Release Tour』
降之鳥 / 衝動革命 / Comedownthere
nanoのイツメン、降之鳥のシングルリリースツアーファイナルです。嬉しいですね。彼ら何度もnanoには出演してくれていますが、うちでは初企画になります。特に何も奇を衒わず、シンプルに好きなんですってバンドを二つ招いてのとても純度の高い3マンで開催。どっちも名前は知ってるけど初出演なので、それもまた嬉しい。ナイスブッキング!よ!
降之鳥。5人組のロックバンド。ギターロックとかパンクとか、なんかそういうカテゴライズされにくい音楽だと思う。でっかい音をエモーショナルに鳴らしたいバンドであることには違いないけど、アイデアやそれを形にするアレンジが所謂バンドアンサンブルの常套句を使ってないってか。もちろん言葉の選び方や唄い方、跳ねたり走ったりするビートの感じや、ギターの音作りやフレーズのそれぞれを抽出すればどんなバンドから影響を受けたかってのがわかりやすかったりはするんだけど、それらを組み合わせて音楽を構成する方法論が普通とはちょっと違うんだよな。これって、きっとメンバー全員のプレイキャラが立ってるからだし、その立たせ方とバランスの取り方がとてもうまいんだなって改めて思う。これ、もしかして凄いことかも。この年齢ではなかなかできない渋くてかっこいいことをやってるなって。
と、そんなことを今回のシングルを聴いた時に思いました。言葉のフィーチャーされ方も含めて、その音を分離させたアレンジとミックスに、僕的にはミニマルなヒップホップの音楽のような魅力を感じたんだよな。今回のヴォーカルがポエトリー気味に始まるからとかでは決してなくて、そう思えば今までの曲も全部そうだなって思ったんです。
え?超かっこよくね?降之鳥。うそやん。いや、たぶんほんと。
どんなライブするかな。同世代のバンドの中では音楽的に突き抜けたクオリティを確実に持ってるバンドの一つだと思います。comedownthereも衝動革命も、まあかっこよくって強いバンドですよ。おれ、この2バンドをドカーンって鳴らすの超楽しみだし。でも、降之鳥は降之鳥の音楽を鳴らして欲しいですね。クールにいこうぜ、へたに熱くならず…殺し屋鳳仙らしくクールによ!」って月本光政のセリフをついつい思い出しちゃいました。ちがうかあ、殺し屋って柄でもないしな、降之鳥は。ま、冷たく燃える5人の姿、目撃しましょ!!
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30(月)
休業日
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